アルカナでんきの評判は?東京電力と料金を比べて分かった注意点

アルカナでんきの評判と、調達調整額まで含めた電気代を東京電力と比べるアイキャッチ 電気

※本ページはプロモーションを含みます

「アルカナでんきって怪しくない?」「基本料金0円なら東京電力より安くなるの?」。訪問や広告で名前を知って、契約する前に評判を調べている人は多いはずです。

先に答えると、運営会社は国の登録一覧で確認できる実在の電力会社です。ただし東京エリアで毎月の「調達調整額」まで足して試算すると、公表済みの2026年1〜10月分はどの月も東京電力の従量電灯Bより高くなる計算です。

  1. アルカナでんきの評判は?料金の結論と運営会社の登録情報
    1. 2026年の試算では東京電力より高い月が続いている
    2. 運営会社はアルカナエナジー株式会社
    3. 登録番号A0040は資源エネルギー庁の一覧と一致
  2. アルカナでんきの料金プランは?基本料金0円とエリア別単価
    1. 家庭向けの「アルカナおうちでんき」はエリア別の単一単価
    2. 事業者向けは2プラン
    3. オール電化の住宅は対象外
  3. 調達調整額を加えると電気代はどう変わる?
    1. 調達調整額は毎月変わる上乗せ分
    2. 2026年1〜10月分の東京エリアの推移
  4. 東京電力「従量電灯B」と比べて安い?高い?
    1. 単価だけならアルカナが安く見える
    2. 調整額まで含めると毎月東京電力のほうが安い計算
    3. 試算の前提と例外
  5. アルカナでんきの口コミ14件から何が分かる?
    1. でんき比較ナビに載っている14件の数字
    2. 口コミと試算が食い違って見える理由
  6. アルカナでんきのメリット・デメリットと向き不向き
    1. 基本料金0円と単一単価が合うのはどんな人?
    2. 1年以内の解約手数料と毎月の調整額に注意
    3. 向いている人・向いていない人
  7. 申し込み前に確認する契約期間・解約手数料・支払い方法
    1. 契約期間は1年で、その後は1年ごとに自動更新
    2. 1年以内に解約すると22,000円
    3. 支払い方法はFAQと約款で書き方が違う
    4. 今の電力会社への連絡や工事は要る?
  8. アルカナでんきを検討するなら何から確かめる?

アルカナでんきの評判は?料金の結論と運営会社の登録情報

2026年の試算では東京電力より高い月が続いている

アルカナでんきは「基本料金0円・東京エリア29.80円/kWh」という単価の安さを打ち出しています。単価だけを見ると安そうに見えますね。しかし電気代には毎月変わる調整額が上乗せされ、この差が大きく効いてきます。

  • 料金:東京エリア・30A・月150〜400kWhの試算で、2026年1〜10月分は毎月アルカナのほうが月458〜4,092円高い計算
  • 理由:東京電力の燃料費調整単価は10か月すべてマイナスで、アルカナの調達調整額より1kWhあたり10円以上低い
  • 契約:1年以内に解約すると22,000円(税込)の解約手数料がかかる
  • 会社:運営会社の登録番号は資源エネルギー庁の一覧と一致している

10月分は9月25日時点で公表されている単価を使い、アルカナの電力量単価は現在の29.80円を全月に当てはめました。東京以外のエリアは試算していません。ほかの電力会社も並べて比べたい人は電力会社の比較ランキングもあわせて見てください。

運営会社はアルカナエナジー株式会社

アルカナでんきを運営するのはアルカナエナジー株式会社です。公式サイトの会社概要によると、設立は2021年10月20日で所在地は東京都港区六本木。資本金は8,800万円です(2026年9月25日確認)。

登録番号A0040は資源エネルギー庁の一覧と一致

会社概要に載っている小売電気事業者の登録番号はA0040。資源エネルギー庁が公開している登録小売電気事業者一覧(2026年8月13日更新版)を開くと、A0040はアルカナエナジー株式会社として載っていました。

少なくとも現在の国の登録一覧とは一致しています。「怪しい」かどうかより先に見ておきたいのは、次に説明する料金の中身です。

アルカナでんきの料金プランは?基本料金0円とエリア別単価

家庭向けの「アルカナおうちでんき」はエリア別の単一単価

一般家庭向けの「アルカナおうちでんき」は基本料金がなく、電力量料金は使った量に1つの単価をかけて決まります。請求時にはここに調達調整額と再エネ賦課金が加わります。公式サイトの説明では、地域の電力会社の従量電灯B(関西・中国・四国は従量電灯A)に相当するプランです。

エリア 基本料金 電力量料金(円/kWh)
北海道 0円 35.05
東北 0円 31.95
東京 0円 29.80
中部 0円 28.55
北陸 0円 26.95
関西 0円 25.45
中国 0円 28.05
四国 0円 29.65
九州 0円 29.05

※税込。調達調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金が別途かかります。沖縄電力エリアは対象外です。出典:アルカナエナジー公式サイト(2026年9月25日確認)

事業者向けは2プラン

事務所や店舗向けに「アルカナしごとでんき」(契約容量6kVA以上)と、動力を使う事業所向けの「アルカナでんき低圧電力」があります。家庭で契約するなら、見るのはおうちでんきだけで足ります。

オール電化の住宅は対象外

公式サイトに「オール電化の方は対象外」と明記されています。エコキュートなどで夜間の電気をまとめて使う家庭は申し込めません。

調達調整額を加えると電気代はどう変わる?

調達調整額は毎月変わる上乗せ分

アルカナでんきの請求額は「電力量料金+調達調整額+再エネ賦課金」です。調達調整額は月ごとに公式サイトで公表され、国の電気・ガス料金支援がある月は値引き後の金額が使われます。大手電力の燃料費調整額にあたる部分と考えると分かりやすいはずです。

ポイントは、東京電力の燃料費調整単価が10か月すべてマイナスなのに対し、アルカナの調達調整額がマイナスになったのは2月と3月だけという点です。毎月変わる費用で電気代が動く新電力の例はLooopでんきの評判でも取り上げています。

2026年1〜10月分の東京エリアの推移

両社の公式サイトで公表されている東京エリア・低圧の値を並べました(税込・円/kWh、国の支援がある月は値引き後、2026年9月25日確認)。

月分 アルカナでんき 調達調整額 東京電力 燃料費調整単価 1kWhあたりの差
1月 4.32 ▲7.72 アルカナが12.04円高い
2月 ▲0.94 ▲12.22 アルカナが11.28円高い
3月 ▲1.20 ▲12.09 アルカナが10.89円高い
4月 1.68 ▲8.93 アルカナが10.61円高い
5月 4.36 ▲7.37 アルカナが11.73円高い
6月 7.08 ▲7.30 アルカナが14.38円高い
7月 9.34 ▲7.19 アルカナが16.53円高い
8月 7.80 ▲10.27 アルカナが18.07円高い
9月 6.72 ▲10.96 アルカナが17.68円高い
10月 8.91 ▲9.30 アルカナが18.21円高い

出典:アルカナエナジー「調達調整額」、東京電力エナジーパートナー「燃料費調整単価等一覧」(いずれも2026年9月25日確認)。▲はマイナス(電気代から差し引かれる)を表します。

10か月すべてで、アルカナのほうが1kWhあたり10円以上高くなっています。東京エリアの単価は29.80円なので、調整額まで足すと実質の単価は大きく変わるわけです。

東京電力「従量電灯B」と比べて安い?高い?

単価だけならアルカナが安く見える

東京電力の従量電灯Bは、使用量に応じて単価が3段階で上がる仕組みです(税込)。

項目 東京電力 従量電灯B アルカナおうちでんき(東京)
基本料金 935.25円(30A) 0円
120kWhまで 29.80円/kWh 29.80円/kWh
120〜300kWh 36.40円/kWh 29.80円/kWh
300kWh超 40.49円/kWh 29.80円/kWh

出典:東京電力エナジーパートナー「料金単価表」、アルカナエナジー公式サイト(いずれも2026年9月25日確認)。

※表の東京電力の単価は10月分までの料金です。東京電力は2026年11月1日から料金を改定し、従量電灯Bの基本料金は30Aで1,176.18円に上がります。電力量料金も各段階で0.05円高くなります(出典:東京電力エナジーパートナー「料金見直しのお知らせ」「見直し後の料金単価」・2026年9月30日確認)。

この表だけなら、基本料金がなく120kWhを超えても単価が上がらないアルカナが有利です。公式サイトが「電気を多く使う方にオススメ」と書いているのも、この比べ方によるものでしょう。

調整額まで含めると毎月東京電力のほうが安い計算

上の単価に前の章の調整額を足して、月の電気代を試算しました。各社の月額を円未満で四捨五入してから差を出しています。2026年10月分の結果は次のとおりです。

月の使用量 東京電力 従量電灯B アルカナでんき 差額
150kWh 4,208円 5,806円 アルカナが1,598円高い
260kWh 7,189円 10,065円 アルカナが2,876円高い
400kWh 11,392円 15,484円 アルカナが4,092円高い

1〜10月分の各月で同じ計算をすると、アルカナが高い差額は150kWhで月458〜1,598円、260kWhで月900〜2,876円、400kWhで月1,052〜4,092円でした。差が最も小さかったのは4月、大きかったのは10月です。使うほど有利になるどころか、使うほど差が広がる結果になりました。

単価だけでなく調整額を足すと、アルカナでんきの電気代が東京電力より高くなる仕組みのイメージ
単価の差より、毎月の調整額の差のほうが大きい。

試算の前提と例外

  • 計算式:東京電力=基本料金+段階別の電力量料金+燃料費調整単価×使用量、アルカナ=(29.80円+調達調整額)×使用量
  • 除いたもの:再エネ賦課金(国が定める単価で、電力会社による違いはない)と東京電力の口座振替割引
  • 単価:アルカナは2026年9月25日時点の29.80円を過去の月にも当てはめている
  • 例外:月の使用量がおよそ51〜88kWh未満なら、基本料金0円の分だけアルカナが下回る月がある(境目は月によって違う)

電気代は世帯の条件で変わるため、試算は目安です。口コミも含め、判断は自分の検針票の使用量をこの式に当てはめて行うのが確実です。

アルカナでんきの口コミ14件から何が分かる?

でんき比較ナビに載っている14件の数字

電力比較サイト「でんき比較ナビ」(2026年9月22日更新)には、アルカナでんきの口コミが14件載っています(2026年9月25日確認)。

  • 総合スコア:3.71(14件)
  • 星4以上の割合:64%(14件中)
  • 安さの実感:回答した12人中9人(75%)が「月1,000円以上安くなった」、1人が「高くなった」

個別の声では、東京都の30代の方(2025年11月8日投稿)が東京電力の従量電灯Bから切り替えて「月々約1,000〜1,500円ほど安くなった」と書いています。一方で「ポイント還元や使用量を確認するアプリがない」「問い合わせの対応にやや時間がかかる」という不満も挙げていました。

口コミと試算が食い違って見える理由

口コミは安くなったという声が多く、この記事の試算とは逆に見えます。ただし投稿した時期や切り替え前のプラン・地域は人ごとに違い、今月の調整額で同じ結果になるとは限りません。14件という母数も、契約者全体の傾向を示すには小さい数です。

アルカナでんきのメリット・デメリットと向き不向き

基本料金0円と単一単価が合うのはどんな人?

アルカナでんきの強みは料金の形が単純なことです。基本料金がないので、ほとんど電気を使わない月は請求も小さくなります。

  • メリット:基本料金0円で、電力量料金は単一単価×使用量と分かりやすい
  • メリット:送配電網は今までと同じで、切り替えても電気の品質は変わらない(公式FAQ)
  • メリット:切り替えの立ち会いや工事は原則不要

東京エリア・30Aの試算で安くなったのは、月の使用量がおよそ51〜88kWh未満のときだけでした。

1年以内の解約手数料と毎月の調整額に注意

  • 調整額が高い:2026年1〜10月分の東京エリアでは、東京電力より1kWhあたり10.61〜18.21円高かった
  • 解約手数料:供給開始から1年以内の解約は22,000円(税込)
  • 特典:2026年9月25日に公式サイトを見た範囲では、自社のキャンペーンやセット割の案内は見当たらなかった
  • オール電化:対象外
申し込み前に使用量・毎月の調整額・1年以内の解約手数料を確かめるチェックリストのイメージ
使用量・直近の調整額・解約手数料を先に確かめる。

解約手数料があるため、「試しに乗り換えて合わなければ戻す」がしにくい電力会社です。新電力に替えるときの一般的な注意点は新電力乗り換えのデメリットで整理しています。

向いている人・向いていない人

向いている人

  • 月の使用量がおよそ50kWh前後までにとどまる人
  • 自分の地域の大手電力と調整額を並べて計算し、安くなると確かめられた人

向いていない人

  • 東京エリアで月100kWh以上使う人
  • 1年以内に引越しや解約をするかもしれない人
  • オール電化の住宅に住んでいる人

一人暮らしの電力会社選びは一人暮らしの電気の選び方でまとめています。ほかの電力会社とまとめて比べたいなら、電気チョイスのような比較サービスを使う手もあります。仕組みと注意点は電気チョイスの評判にまとめました。

申し込み前に確認する契約期間・解約手数料・支払い方法

契約期間は1年で、その後は1年ごとに自動更新

電気需給約款(2024年7月31日実施版)の第10条では、契約期間は供給開始日から1年です。期間の満了までに解約や変更がなければ、同じ条件で1年ごとに続きます。

1年以内に解約すると22,000円

同じ約款の第37条と別表第7表で、供給開始から1年以内に解約すると22,000円(税込)の解約手数料がかかると定められています。1年を過ぎてからの解約には手数料の定めはありません。比較サイトの中には「解約金は不要」と書いているページもありますが、約款の記載とは合いません。

支払い方法はFAQと約款で書き方が違う

公式FAQでは、コンビニ払い・クレジットカード・口座振替の3つから選べると案内しています。コンビニ払いは請求書発行手数料が毎月330円(税込)かかります(2026年10月11日確認)。一方で約款の第19条に書かれているのはクレジットカードと口座振替の2つだけ。申し込み画面で選べる方法を確かめてください。

今の電力会社への連絡や工事は要る?

公式FAQによると、今の電力会社への解約手続きはアルカナが行うので連絡は不要です。立ち会いや工事も原則いりません。マンションやアパートは建物全体で一括契約している場合があるため、管理会社への確認が必要です。

アルカナでんきを検討するなら何から確かめる?

アルカナでんきは会社として実在が確かめられる一方、東京エリアでは料金面の評判と計算結果が合わない電力会社です。

  • 会社:登録番号A0040は資源エネルギー庁の一覧と一致
  • 料金:東京エリアの試算では2026年1〜10月分の毎月、従量電灯Bより月458〜4,092円高い
  • 契約:1年以内の解約は22,000円

検討するなら、検針票で先月の使用量を確認し、公式サイトの「調達調整額」ページで直近の月の値を見て計算してみましょう。今の電力会社の燃料費調整額と並べて安くなるときだけ、申し込みに進めば十分です。

※この記事の情報は2026年9月25日時点のものです。料金・調達調整額・燃料費調整額・契約条件は毎月または予告なく変わる場合がありますので、お申し込み前に公式サイトの最新情報を必ずご確認ください。