リミックスでんきの評判は?東京電力と月額を比べた結果と注意点

リミックスでんきの評判と、市場連動型の電気代を東京電力と比べるアイキャッチ 電気

※本ページはプロモーションを含みます

「リミックスでんきって怪しくない?」「基本料金0円なら今より安くなる?」。市場連動型という聞き慣れない料金に、申し込む前に評判を確かめたい人も多いはずです。

先に答えると、リミックスでんきは上場企業が運営し、登録番号も国の一覧で確認できる新電力です。ただし2026年4〜9月の東京エリアの市場価格で計算すると、月150〜400kWhを時間帯に偏りなく使う場合は東京電力の従量電灯Bより毎月1,300〜5,500円ほど高くなりました。

リミックスでんきの評判は?登録情報と今回の料金試算

東京電力と比べて今は安い?高い?

今回の試算では高い結果でした。リミックスでんきの家庭向けプラン「Styleプラス」は基本料金0円ですが、電気の単価が30分ごとの市場価格で決まります。2026年4〜9月は東京エリアの市場価格が高く、単価そのものが東京電力を上回りました。

  • 料金:東京エリア・東京電力30Aとの比較で、各30分に均等に使うと月150・260・400kWhのどれも6か月すべて割高
  • 例外:同じ均等に使う条件で月43〜56kWh以下(月によって違う)なら、基本料金がない分だけStyleプラスが安い計算
  • 会社:東証スタンダード上場。登録番号A0090は資源エネルギー庁の一覧と一致

固定単価の電力会社と並べて選びたい人は電力会社の比較ランキングも見てください。

運営会社リミックスポイントは怪しい会社?

運営は株式会社リミックスポイントです。東京証券取引所スタンダード市場に上場していて、証券コードは3825。設立は2004年です(リミックスでんき 企業情報)。沿革によると電力売買の事業は2014年に始めました(リミックスポイント 沿革・いずれも2026年9月30日確認)。

小売電気事業者の登録番号はA0090です。資源エネルギー庁の登録小売電気事業者一覧にも、2015年12月28日登録として同社が載っていました(2026年9月30日確認)。同じ沿革には、暗号資産の交換業を営む子会社の株式を2022年と2023年に譲渡した記録もあります。登録の一致は実在の確認にはなるものの、料金の安さまでは保証しません。

撤退や新規受付停止の噂はどこから来た?

撤退はしていません。ただし過去には新規受付を止めた時期がありました。2022年4月1日には、事業者向けの低圧プラン「基本料金0円 使い得ビジネスプラン」の新規受付停止を告知しています。燃料価格の上昇で新電力の撤退が相次ぐなか、既存の契約者への供給に力を入れるため低圧の新規申し込みを止めていた、と同社は説明しました。

低圧の新規受付を再開したのは2023年4月17日で、市場連動型の「Styleプラス」「Styleプラスeco」での受付です。既存の低圧の契約者には、2022年12月に新料金プランへの移行を告知していました(受付再開のプレスリリース・2026年9月30日確認)。同じ日に、公式サイトの申し込みフォームが表示されることも確かめています。

リミックスでんきのStyleプラスは電気代がどう決まる?

基本料金0円と固定従量料金

2023年4月以降、家庭向けのプランは「Styleプラス」と「Styleプラスeco」の2つだけです。どちらも基本料金0円で、電力量料金は「電源調達料金」と「固定従量料金」を足して決まります。固定従量料金は、料金定義書で定めた送電網の利用料とサービス料の単価です。市場価格とは連動しません。

エリア Styleプラス 固定従量料金(円/kWh) Styleプラスeco(円/kWh)
北海道 17.91 19.31
東北 18.54 19.94
東京 17.61 19.01
中部 18.10 19.50
北陸 16.55 17.95
関西 16.65 18.05
中国 17.18 18.58
四国 17.58 18.98
九州 17.32 18.72

※税込。この単価に30分ごとに変わる電源調達料金と再生可能エネルギー発電促進賦課金が加わります。沖縄と離島は対象外。出典:Styleプラス・Styleプラスeco・料金定義書(2026年6月15日実施)、2026年9月30日確認

電源調達料金は30分ごとの市場価格で変わる

電源調達料金は、日本卸電力取引所(JEPX)で30分ごとに決まるエリアの市場価格で計算します。料金定義書の式は次のとおりです。

  • 30分ごとの使用量÷(1−エリア損失率)×(エリアプライス+取引手数料)×1.1
  • 東京エリアの損失率は6.9%

契約締結前の書面には「この変動に上限はありません」とあります。無料の「でんきアラート」で当日から翌日までの単価を30分ごとに確認できますが、月の電気代は使う時間と市場価格の両方で決まります。同じ基本料金0円の新電力はLooopでんきの評判で取り上げました。

Styleプラスecoや法人向けプランとの違いは?

Styleプラスecoは、非化石証書を使って実質的に再生可能エネルギーの電気として供給するプランです。そのぶん固定従量料金が1kWhあたり1.40円高く、東京エリアは19.01円になります。一部の比較記事が家庭向けのように紹介している「Styleプラス B-FLAT」は、公式サイトでは法人のお客さま向けのメニューです。

リミックスでんきは東京電力の従量電灯Bと比べて今回の条件でいくら違う?

今回の条件では、6か月すべてでStyleプラスが高くなりました。

どんな前提で計算した?

  • 市場価格:JEPXが公開する2026年4〜9月の東京エリアの30分値(8,784コマ)
  • Styleプラス:2026年6月15日実施の料金定義書の式と単価を、4〜5月と2025年度にも当てはめた。取引手数料はJEPXの従量制0.03円/kWh(税抜)を使った
  • 東京電力:従量電灯B・30A(基本料金935.25円、120kWhまで29.80円・300kWhまで36.40円・それ以上40.49円)に燃料費調整単価を加えた
  • 月の対応:暦月で集計し、東京電力は翌月分の燃料費調整単価を当てた(4月使用分=5月分)
  • 国の値引き:Styleプラスは7・9月使用分3.5円、8月使用分4.5円/kWhを差し引き、東京電力は値引き込みの単価を使用
  • 除いたもの:両社同額の再エネ賦課金、東京電力の口座振替割引
  • 端数:丸めない単価で月額を出し、各社の月額を円未満で四捨五入してから差を出した

当時の請求額の再現ではありません。検針日で区切る請求期間や、検針日が1日の契約で値引き時期がずれる扱いも反映していない参考計算です。

※計算に使ったの東京電力の単価は10月分までの料金です。東京電力は2026年11月1日から料金を改定し、従量電灯Bの基本料金は30Aで1,176.18円に上がります。電力量料金も各段階で0.05円高くなります(出典:東京電力エナジーパートナー「料金見直しのお知らせ」「見直し後の料金単価」・2026年9月30日確認)。

2026年4〜9月の1kWhあたりの単価は?

使用月 Styleプラス 均等に使う(値引き前) 9〜15時だけ 17〜23時だけ 東京電力 燃料費調整単価(翌月分・値引き込み)
4月 41.35 34.43 50.36 ▲7.37
5月 38.93 34.84 44.32 ▲7.30
6月 41.29 41.96 44.47 ▲7.19
7月 41.11 40.67 46.10 ▲10.27
8月 42.74 42.25 46.71 ▲10.96
9月 45.75 46.39 49.40 ▲9.30

※円/kWh・税込・東京エリア。Styleプラスは電源調達料金+固定従量料金の月平均で、国の値引きと再エネ賦課金を含みません。時間帯は9:00〜15:00未満・17:00〜23:00未満の各30分コマに均等に使った場合です。

東京電力の燃料費調整単価は、段階別単価と基本料金に加えて計算します。▲はマイナス。出典:JEPX スポット市場、東京電力エナジーパートナー「燃料費調整単価等一覧」「料金単価表」(いずれも2026年9月30日確認)

東京電力の従量電灯Bは段階が上がっても40.49円です。今回当てた燃料費調整単価(値引き込み)で、そこから7〜11円下がります。一方のStyleプラスは、試算した3通りの使い方の月平均で1kWhあたり約34〜50円(値引き前)でした。

使用量別に月額を比べるとどうなる?

月の使用量 4月 5月 6月 7月 8月 9月
150kWh 1,705円高い 1,331円高い 1,669円高い 1,579円高い 1,777円高い 2,129円高い
260kWh 3,060円高い 2,412円高い 2,997円高い 2,842円高い 3,185円高い 3,795円高い
400kWh 4,377円高い 3,378円高い 4,280円高い 4,041円高い 4,569円高い 5,506円高い

※Styleプラス(均等に使う場合)の月額から東京電力の月額を引いた差。東京エリア・30A・税込・再エネ賦課金を除く参考計算で、世帯の条件で変わります。JEPXの30分値・料金定義書・東京電力の料金単価表と燃料費調整単価から当サイトで計算(2026年9月30日確認)。

260kWhの月額は、Styleプラスが9,779〜10,984円、東京電力が6,758〜7,738円でした。使う量が多いほど差が開きます。

逆の結果になるのは、使用量がごく少ない月だけです。均等に使う条件で境目を探すと、Styleプラスが下回るのは月43〜56kWh以下(月によって違う)でした。東京電力30Aの基本料金935.25円がかからない分が効く範囲です。基本料金0円の新電力を調整額込みで比べた例はサステナブルでんき(ネット電力)の評判でも紹介しています。

昼に電気を寄せれば逆転する?

今回の条件では逆転しませんでした。公式サイトは市場連動型の料金について「1日のうちでは昼間の料金が安くなる傾向があります」と説明しています。しかし260kWhをすべて9〜15時に使っても、東京電力より月1,261〜3,963円高い計算です。17〜23時に寄せると差は月3,815〜5,404円に広がります。

単価が高くなったのは市場価格が上がったためです。東京エリアの市場価格の月平均は、2025年度が1kWhあたり11〜14円台、2026年4〜9月は18〜24円台でした。2025年度にも現行の式と単価を当てた参考計算では、Styleプラスの均等単価は31〜35円前後から39〜46円前後に上がっています。2026年4〜9月は5か月で東京が9エリアの最高値でした(8月は中部が上回る)。

東京以外のエリアは市場価格が東京より低い月が多いものの、各地の大手電力との比較はしていません。

基本料金0円でも市場価格が高いとリミックスでんきの電気代が東京電力を上回る仕組みのイメージ
基本料金の有無より、1kWhあたりの単価の差が月額を左右する。

リミックスでんきの口コミは判断材料になる?利点と注意点

口コミはどこまで確認できた?

判断材料にするには少ないのが現状です。リミックスでんきのStyleプラスのページには「基本料金0円がうれしい」「料金体系がシンプルでWeb申し込みが簡単」「サポートが丁寧」という3件の声が載っています(2026年9月30日確認)。ただし会社が掲載した声です。口コミサイトの掲載は中身を確認できなかったため、この記事では使っていません。

基本料金0円とでんきアラートの利点は?

  • 固定費:基本料金がないため、使用量が少ない月の負担は小さい
  • 見える化:でんきアラートで翌日までの30分ごとの単価を確認でき、高い時間帯は通知で知らせる
  • 品質:送電網は今までと同じで、電気の品質や停電のしやすさは変わらない(公式FAQ)

上限のない市場変動は注意点

公式FAQは、市場が落ち着く春・秋は従来のプランより安くなることがある一方、夏・冬は高くなることがあると説明しています。「場合によっては電気代が大幅に値上がりする可能性もあります」とも書かれていました。今回の試算は春から秋の6か月です。冬の見通しは予想していません。

リミックスでんきの申し込み条件・解約金・特典は?

申し込めない家は?

公式サイトが挙げる主な例は次の5つです。

  • 契約容量が30A未満
  • 新築物件
  • オール電化住宅向けプラン
  • 高圧一括受電のマンション
  • 定額電灯

料金定義書の対象は、契約電流30〜60Aか契約容量6〜49kVAです。一人暮らしでも、今の契約が20Aなど30A未満なら対象外です。部屋に合う選び方は一人暮らしの電気の選び方で紹介しています。

契約期間・解約金・支払い方法は?

  • 契約期間:供給開始から1年で、申し出がなければ1年ごとに自動更新
  • 解約違約金:訪問販売か電話勧誘で契約し、1年以内に解約した場合は3,000円+消費税
  • 例外:公式FAQは解約費用はかからないとしつつ、条件付きキャンペーンや外部ポイントサイト経由など特典を受けた申し込みは違約金がかかる場合があると記載
  • 支払い:口座振替かクレジットカード
  • 請求書:ポータルサイトで確認。紙の請求書は1通200円(税別)

出典:Styleプラス 契約締結前交付書面(2026年6月版)、よくあるご質問(個人向け)(2026年9月30日確認)

キャンペーンや紹介特典はある?

リミックスでんき独自の新規契約キャンペーンは、2026年9月30日に確認したページでは見当たりませんでした。あるのは紹介プログラム「りみまるのおともだちリレー」です。

  • 内容:紹介した人と紹介された人に、デジコ1,000円相当を5か月(最大5,000円相当)
  • 条件:紹介者の専用URLからStyleプラスに新規で申し込む、30A以上、法人は対象外
  • 継続:付与期間中は双方が契約を続け、電気料金を支払っていること
  • 注意:予告なく終了・変更される場合がある

出典:りみまるのおともだちリレー(2026年9月30日確認)

このページの広告リンクから申し込んでも、紹介特典が付くとは限りません。特典を使いたい人は公式の条件を確認してください。

申し込み方法と供給開始日・電気の品質は?

申し込みは公式サイトのWebフォームです。今の電力会社への解約手続きは要らず、リミックスでんきが切り替えを進めます。

開始時期の案内は複数あります。プランページのFAQは「手続き開始後20営業日をあけた最初の検針日」で日付の指定はできないとし、利用開始まで約1〜2か月を想定しています。一方で申し込みフォームには「最短供給開始日は申込日から5営業日以降」との記載も。実際の開始日は申し込み後の案内で確かめてください。

送電網は今までと同じなので、切り替えで停電しやすくなることはないと公式FAQは説明しています。新電力へ切り替える前の一般的な注意点は新電力乗り換えのデメリットで整理しました。

リミックスでんきを申し込む前に契約アンペア・月の使用量・直近の単価を確かめるチェックリストのイメージ
契約アンペア・使用量・直近の単価を先に確かめる。

リミックスでんきを検討できるのはどんな人?

今回の東京エリアの試算から言えること

東京エリアで月に80kWh以上使う家庭なら、均等に使っても昼だけに使っても、2026年4〜9月の市場価格では東京電力より高い結果でした。今の条件で選ぶなら、Styleプラスより固定単価の電力会社を先に比べるのが筋です。候補は比較ランキングや、比較サイトの使い方をまとめたエネチェンジの評判から探してください。

検討してよいのは条件を確かめられる人

  • でんきアラートを毎日見て、電気を使う時間を実際に動かせる
  • 公式の個別試算(過去12か月の明細をもとに5〜10営業日)で、総額が今より安いと確認できた
  • 市場価格の上がり下がりで月の電気代が変わることを受け入れられる

要点をまとめます。

  • 会社:東証スタンダード上場のリミックスポイント。登録番号A0090は国の一覧と一致
  • 料金:東京エリア・30A比較、均等に使う参考計算で、月150〜400kWhなら2026年4〜9月は毎月1,331〜5,506円高い。月43〜56kWh以下なら逆
  • 契約:30A未満やオール電化住宅向けプランは不可。1年自動更新、訪問・電話勧誘で1年以内の解約は3,000円+税

検討するなら、まず検針票で先月の使用量と契約アンペアを確かめ、公式サイトで直近の単価と個別試算の案内を見てから決めましょう。

※この記事の情報は2026年9月30日時点のものです。電源調達料金は市場価格で毎日変わり、料金単価・燃料費調整額・国の値引き・契約条件・特典は変更される場合があります。お申し込み前に公式サイトの最新情報を必ずご確認ください。