【2026年度】太陽光発電の国の補助金一覧|新築・後付け・蓄電池別に整理

2026年度の太陽光発電に使える国の補助金のイメージ 太陽光・蓄電池

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太陽光発電の補助金を調べると「国の補助はもう無い」という記事と「100万円以上もらえる」という記事の両方が出てきて、どちらが本当なのか迷いませんか。実はどちらも半分正しく、あなたの状況しだいで答えが変わります。

この記事では2026年度に個人の戸建て住宅で使える国の補助金・支援制度を一覧で整理します。新築か後付けか、蓄電池も入れるか。状況別にどれが使えるのかも解説します。金額や受付状況は2026年7月時点の情報です。予算消化で早期終了する制度が多いため、申請前に必ず各制度の公式サイトで最新状況を確認してください。

そもそも太陽光発電を導入すべきかどうか迷っている段階なら、太陽光発電で後悔する理由とメリット・デメリットを先に読むと全体像をつかめます。

2026年度、太陽光発電に国の補助金はある?

住宅用の太陽光発電「単体」に対する国の直接的な補助金は2013年度を最後に終了し、2026年度も復活していません。「太陽光パネルを載せるだけで国からお金がもらえる」制度は無い。これがまず押さえるべき前提です。

ただ、これで話は終わりません。国の支援はZEHや蓄電池と組み合わせた形にシフトしており、条件が合えば数十万円から100万円を超える補助を受けられます。2026年度に個人の戸建てで実質的に使えるのは次の制度です。

  • みらいエコ住宅2026事業:新築向け。GX志向型住宅で110万円/戸
  • 戸建てZEH化等支援事業:新築向け。ZEHで55万円/戸、ZEH+で90万円/戸
  • DR補助金:家庭用蓄電池が対象で上限60万円。ただし2026年度分は受付終了済み

つまり「新築でZEH水準以上の家を建てる」か「蓄電池を同時に導入する」場合に限り、国の補助の恩恵を受けられるのが2026年度の実情です。既存住宅に太陽光だけを後付けする人は、国ではなく自治体の補助金を探すことになります。

国の補助金・支援制度の一覧【2026年度】

まずは全体を一覧表で押さえましょう。受付状況は2026年7月時点です。

制度名 補助額 対象 受付状況
みらいエコ住宅2026事業 GX志向型住宅で110万円/戸ほか 新築(注文・分譲・賃貸) 受付中(予算上限で早期終了の可能性)
戸建てZEH化等支援事業 ZEH 55万円/戸・ZEH+ 90万円/戸 新築の戸建住宅 受付中(2026年12月11日まで)
DR補助金 上限60万円 家庭用蓄電池(太陽光単体は対象外) 受付終了(予算消化)

それぞれの中身を順に見ていきます。

みらいエコ住宅2026事業:新築なら最大クラスの補助

国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携する「住宅省エネ2026キャンペーン」の中心事業です。もっとも補助額が大きいのはGX志向型住宅の区分で、新築1戸あたり110万円が補助されます。2025年度は160万円だったため、年度をまたいで減額された形です。

GX志向型住宅は、再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率が原則100%以上という高い省エネ性能が要件になっています。この要件を満たすには太陽光発電の設置が実質的に前提となるケースが多く、「新築+太陽光」の組み合わせでもっとも恩恵の大きい制度といえます。なお寒冷地や低日射地域では75%以上に緩和され、都市部の狭小地などでは太陽光の設置要件が外れる例外もあります。

このほか長期優良住宅・ZEH水準住宅向けの区分やリフォーム向けの補助もあります。金額は区分ごとに異なるため、公式サイトで確認してください。

  • 対象工事の着工は原則2025年11月28日以降
  • GX志向型住宅の第2期申請期間は2026年5月13日〜12月31日
  • 予算上限に達すると期限前でも締め切られる

戸建てZEH化等支援事業:ZEHで55万円・ZEH+で90万円

環境共創イニシアチブ(SII)が実施する、新築のZEH住宅向け補助金です。補助額は定額でZEHが55万円/戸、ZEH+が90万円/戸となっています。ZEH+では太陽光発電の自家消費を広げる設備の運用が要件の一つに入っており、太陽光との関わりが深い制度です。

蓄電池を導入する場合の加算制度もあります。加算額の詳細は公式の公募要領で確認してください。令和8年度の一般公募は2026年5月21日から12月11日までです。こちらも予算次第で早く締め切られる可能性があります。

DR補助金:蓄電池向け・2026年度分は受付終了

家庭用蓄電システム導入支援事業、いわゆるDR補助金です。対象はDR(ディマンドリスポンス)に対応した家庭用蓄電池で、太陽光発電そのものは対象になりません。補助額は蓄電池の初期実効容量1kWhあたり3.45万円などの計算式で決まり、上限は60万円です。

ここで重要なのが受付状況です。2026年度分は予算の消化により、2026年5月末頃までに受付を終了しています。予算総額が前年度の66.8億円から約54億円へ減額されたこともあり、公募開始からわずか1〜2ヶ月で終了しました。この「早い者勝ち」の傾向は今後も続く可能性が高いです。

蓄電池の導入を考えている人は、次回の募集があるかどうかをSIIの公式サイトでこまめに確認しましょう。

「需要家主導型」の補助金は個人の住宅では使えない

補助金を検索すると「需要家主導型太陽光発電導入促進補助金」という制度も出てきます。名前だけ見ると個人でも使えそうですが、これは法人や大規模需要家向けの制度です。個人の住宅の屋根に設置するオンサイト型は対象外とされています。個人向けの記事にこの制度が混ざって紹介されていることがあるので、混同しないよう注意してください。

あなたはどれを使える?状況別の整理

新築・後付け・蓄電池同時導入で使える補助金の違いを示すイメージ

制度を並べただけでは、自分がどれを使えるのか判断しにくいはずです。そこで検討パターン別に整理します。

新築を建てる人

もっとも選択肢が多いのがこのパターンです。GX志向型住宅の基準を満たせるならみらいエコ住宅2026事業で110万円、ZEH水準ならZEH化等支援事業で55〜90万円が視野に入ります。どちらも施工業者経由の申請になるため、ハウスメーカーや工務店を選ぶ段階で「登録事業者かどうか」「どの区分で申請できるか」を確認するのが先決です。

既存住宅に太陽光を後付けする人

正直に書くと、このパターンで使える国の直接補助は2026年7月時点でほぼありません。頼りになるのは都道府県や市区町村の補助金です。後述するとおり東京都のように手厚い自治体もあるので、まずはお住まいの自治体名と「太陽光 補助金」で検索してみてください。

補助金が見つからなくても、あきらめる必要はありません。設置費用そのものは業者によって差が大きく、複数社の見積もり比較で数十万円変わることもあります。費用相場と回収年数の考え方は太陽光発電の費用相場と回収年数シミュレーションで詳しく解説しています。

蓄電池もあわせて導入する人

本来ならDR補助金の出番ですが、2026年度分はすでに受付終了です。今から動くなら選択肢は二つ。自治体の蓄電池補助金を探すか、次回の国の公募を待って公募開始直後に申請するかです。DR補助金は例年短期間で予算が尽きるため、待つ場合は施工業者と事前に段取りを組んでおくと動きやすくなります。

国と自治体の補助金は併用できる?

国と自治体の太陽光発電補助金を併用するイメージ

多くの場合、国の補助金と都道府県・市区町村の補助金は併用できます。ただし例外があるので次の点は確認が必要です。

  • 自治体の補助金の財源が国費の場合は、国の制度と併用できないことがある
  • 同じ自治体の同種制度どうしは重複受給できないのが一般的
  • 受け取る補助金の合計が実際の支出額を超えることはできない

自治体補助の代表例が東京都です。東京都の太陽光発電導入促進事業では既存住宅なら3.75kW以下で15万円/kW(上限45万円)の補助があります。新築は3.6kW以下で12万円/kW(上限36万円)です。国の補助金との併用も認められています(2026年7月時点・都の他の同種制度との重複は不可)。ここまで手厚い自治体は多くありませんが、市区町村レベルで数万〜十数万円の補助を出しているケースは各地にあります。

最新の申請期間や要件は自治体の公式サイトで確認してください。東京都であれば都環境局・クールネット東京の案内が入口になります。

申請の流れと注意点

国の補助金で押さえておきたいのは、申請するのが自分ではないという点です。みらいエコ住宅2026事業もZEH化等支援事業も、登録された施工業者やハウスメーカーが施主に代わって申請する仕組みになっています。個人が国の窓口に直接申請することは基本的にありません。

だからこそ業者選びが補助金活用の成否を分けます。見積もりや商談の段階で次を確認しましょう。

  • その業者が制度の登録事業者になっているか
  • 狙う制度・区分での申請実績があるか
  • 予算消化の状況を踏まえた着工・申請スケジュールを提示してくれるか

もう一つの注意点は、補助金を口実にした営業トークです。予算消化で早期終了する制度が多いのは事実ですが、「補助金が使えるのは今だけ」と急かされて1社で即決する理由にはなりません。手口と断り方は太陽光発電の訪問販売の注意点でまとめています。

よくある質問

Q. 太陽光発電単体でもらえる国の補助金はありますか。
A. ありません。住宅用太陽光への国の直接補助は2013年度で終了しています。2026年度に国の恩恵を受けられるのは新築でGX志向型住宅やZEHの基準を満たす場合と、蓄電池を導入する場合(DR補助金・2026年度分は受付終了)に限られます。

Q. 国と自治体の補助金は併用できますか。
A. 多くの場合できます。ただし自治体側の財源が国費のときは併用不可のことがあり、補助金の合計が実支出額を超えることもできません。各制度の公式サイトで併用ルールを確認してください。

Q. DR補助金は今から申請できますか。
A. 2026年度分は予算消化により受付を終了しています(2026年7月時点)。次回募集の有無や時期はSIIの公式サイトで確認してください。

Q. 新築と既存住宅で使える補助金は違いますか。
A. 違います。みらいエコ住宅2026事業と戸建てZEH化等支援事業はどちらも新築が対象です。既存住宅への後付けで使える国の直接補助は実質なく、自治体の補助金が中心になります。

Q. 補助金の申請は自分でするのですか。
A. 国の制度は登録事業者(施工業者・ハウスメーカー)による代行申請が基本です。業者を選ぶ段階で登録の有無と申請実績を確認しておきましょう。

Q. 補助金が終了していたら導入はあきらめるべきですか。
A. 補助金だけで判断する必要はありません。自治体補助を探す・次回公募に備える・相見積もりで設置費用そのものを下げるという選択肢があります。回収年数は補助金よりも設置費用と自家消費率の影響が大きいです。

まとめ:単体補助は無い。使える制度を見極める

2026年度の国の補助金事情を整理すると、次のようになります。

  • 太陽光発電単体への国の直接補助は無い(2013年度で終了)
  • 新築ならみらいエコ住宅2026事業(GX志向型110万円/戸)とZEH化等支援事業(55〜90万円/戸)が使える
  • 蓄電池向けのDR補助金は2026年度分の受付を終了済み
  • 既存住宅への後付けは自治体の補助金が中心。国との併用も多くの場合可能
  • 申請は登録事業者の代行が基本。業者選びの段階で登録の有無を確認する

補助金は年度ごとに名称も金額も変わり、予算が尽きれば期限前でも終わります。この記事の情報は2026年7月時点のものなので、動く前に必ず公式サイトで最新の受付状況を確かめてください。まずはお住まいの自治体の補助金を調べつつ、複数社の見積もりで設置費用の実額を把握するところから始めてみましょう。導入自体を迷っている方は太陽光発電をやめたほうがいい家の条件もあわせて確認してみてください。